岩と山ときどき氷 by つるぎ

クライミング(岩とアイス)、登山、それにまつわる旅の記録。そして日々のつぶやきです。

猛暑!

イタリアから帰国すると、日本は梅雨明け。

連日の猛暑がつらい。

この連休は、涼しい山に行きたかったけど、

遊んだ見返りは大きく、やる事が山積み。

こんな時は出来ることをするに限ります。

ということでクライミング

ミウラーをハイアングルに変え、

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ロープクライミングからボルダリングへ。

2回ジムに行ったけど、ジムにたどり着くまでが大変。

35℃ってなに?

湿度が高すぎて、息が苦しい~。

イタリアに戻りたい~。

帰国後2度目のジムには新しい課題。

トライすると簡単なのは、つまらない。

ちょっと難しいとできない。いつもと同じだ!

でも嫌にならないのは、目標が出来たから。

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またドロミテ行って、クライミングしたい。

イタリア語だけど本も買いました。(トポ)

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次行けるのは、早くて来年かな。

目標見失わないように、地味に壁に向かおう!

Ciao Cortina!またね〜 (最終日)

飛行機に乗る日は、ドライブ!

朝 Lago di Misurina まで行き、

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水面に映るPunta Sorapissを眺め、

それからDobbiaco方面へ。

Lago di Landro (ランドロ湖)近くの岩場を見学!

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駐車場に車を止め、走って来た道路を左手に見るとこんな感じ。その道の正面に岩場に続く道が。

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何と駐車場からたった3分でこんな岩場!

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アプローチ良すぎ!ハングもあって大迫力!

ローカル・クライマーが沢山登ってました。

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オマケに写真付きのルート図が、何と2つも!
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自分が登れそうなグレードもあります。
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いいな!次回来たら登りたいな。

そこからもう少し車を走らせると、

Torre Cimeが見える場所!

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やっぱり次回は登りたいあそこも。

それにしてもこの辺りは何でもドイツ語併記。

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Torre Cimeは、ドイツ語でDrei Zinnenと言います。
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剱岳にチンネ左稜線ってあるけど、それと同じチンネ。ドイツ語も少し知りたいなあ。

更にDobbiaco (ドイツ語名: Toblach)へ。ここから列車に乗れば、オーストリアインスブルックやドイツのミュンヘンにも行ける。車で街中を走ると、教会広場は、Kirchenplatzという表示になってる。やはり昔国境を巡る争いがあったからこんな感じなのかな?

EU統一までは、あちこちに国境があり、通貨も違って行き来が面倒だったんだもんね。

また来た道を戻ると湖!

Lago di Dobbiaco、ドイツ語名Toblachsee 。

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綺麗な湖水や周りの遊歩道をのんびり歩いている人達を見ていると、以前行ったミュンヘンのイザール川やイングリッシャーガルテンを思います。

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湖のほとりには自転車道路。何とドイツのミュンヘンからヴェネツィアまで行けちゃう!

騒がしい日本に帰るのやだなあ〜。

出来るなら引っ越したい欧州!でも時間切れ。

ここから車でヴェネツィア まで戻り、

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飛行機でドーハ経由で、大雨の日本へ!

あっという間に早めの夏休みは幕を閉じました。今度はいつ行けるかなあ?

Climbingと向き合う(Day 5 後書き)

ライミングの歴史があるヨーロッパ。

今回ジムで遊んでる間も、地元のキッズがボルダー壁やリード壁で講習受けてるのを見かけました。そんな小さい時からやってたら強くなるよね。

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一方でポッチャリ体型のおばちゃまも登ってたりと、クライマーの層が厚い。レベルも様々で老若男女が楽しむ成熟したスポーツ。

みんなリラックスして楽しく登ってる。

「リラックスして登るのっていいね。私先生の前だと緊張しちゃうの」と話すと「僕もリラックスしている時の方が、いい登りが出来るよ」とAlexさん。

だからほっとかれてる時の方が、ムズいの登れちゃったりするのかな?この前もそうだったし。ははは・・・。

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今回私の登りを見てグレードはともかく、途中で落ちても頑張って登って行くのをみて「Good Climberだね」と2人に褒めてもらえたのは、お世辞でも嬉しかった。

「普通は怖がって、壁に張り付いて落ちないの。でも落ちないと上手くならないんだよ。だからGood climberなんだよ」とRicoさん。

それを聞いて、以前クライミングの先生が、

「(スポーツ)クライミングとはなんだ?」

「落ちることだ!」

・・・と話していたのを思い出しました。

今回肌身に感じたのは、ここではインドアでもアウトドアでも様々なレベルのルートが沢山あり懐が広いこと。

これからもクライミングを続ける為に何を大切にすれば良いか?のヒントをもらった気がします。

日本だと怒られてばっかりで、ちっとも上手くならなくて、モヤモヤしてたけどやっぱり思い切って遠いCortina まで来て良かった。

最後はインドア!(Day 5)

Cortina d’Ampezzoでフルに遊ぶのも、この日が最後。マルチピッチという案もあったけど、天気が微妙。なので、初日に見学したCortina 360へ。リードの課題が69もあります。お洒落なカウンターで、エスプレッソ飲んでから開始!

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しかし天井高い。時々行くPump2の高さの比じゃない。ロープは60mないと無理。写真上部の壁は、平行でどっかぶり。見てると首が痛い。ビレイグラス必須!

7週間ぶりのリードに不安を覚える。登れるかな?フレンチ・グレードはピンとこないし。

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今回毎日ガイドをしてくれたAlexさんは、クライミングを12歳から始めたワールドカップの出場経験者。そしてヨセミテのビックウォールも登るバリバリのクライマー。その登りはエレガントでカッコいい。(上の写真左がAlex、右は地元の熟練ガイドRicoさん。Ricoさんもその昔ヨーロッパの大会で優勝したことがあるそうです)

高さに圧倒されそうだけど、日本では経験できないので、落ちてもいいから楽しもうと思い開始。

まず4c (≒ 5.6)。簡単だけど長い。

次に5a+ (≒ 5.7)。高さのストレス感じない。

5c+ ( ≒ 5.8と5.9の間)もガバだから落ち着けば平気。

6a  (≒ 5.9と5.10aの間)は長く、最後のルーフまで行くと6bだけど私は体幹弱いので、その手前の終了点まで。(最初の写真中央のグレーのホールド)

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次の6b (≒ 5.10c)は「持ちにくそうで最後は傾斜があるから苦手かも」って思いながらも2〜3回途中で落ちて粘ったけど、やっぱり怖いからその手前でやめちゃった。(課題は上の写真一番左)

昨年の秋に5.11aの練習中に捻挫して以降、よほど状態が良くないと諦めちゃう。

それから折角だから、7b(以下写真中央の青)を触ってみる。これだけトップロープ。あとで調べたら、グレードは ≒ 5.12a。5手ぐらいで疲れちゃって、となりの緑ホールド6aに変更!

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ホールドはリードでなければ触ってるタイプ。だから経験値を増やし、スタミナつけよう。そしたら少しはマシになるかな?今の私は、沢山登ると、横の6aに変えても疲れる。

ここでやめようと思ったけど、最後は5cで締めました。

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(写真中央紫のホールド)

終わってテラスでみんなとビール飲みながら「明日何時のフライトで帰るの?」なんて話してると辛い。それにしてもいい景色〜。

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名残惜しい。だからクライミングの練習して、イタリア語ももう少し勉強し直してまた来る絶対!

Col dei Bos (Day 4)

4日目は、Col dei Bosでフェラータ!

2日前に行ったCinque Torriの岩場の少し先。

8:30にRistorante Da Strobel の駐車場に車を止め、いざ現場へ。

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少し上がるとCinque Torriが見え、更に歩くと本日の岩壁がドカーンと広がります。

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北側にはFalzarego Towers!こちらはマルチピッチのルートがあり、クライマーの姿がチラホラ確認できます。(以下写真)

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ここにも第一次大戦中のイタリア軍の病院跡があります。平和ってありがたい・・・。

こんな景色を眺めながら装備を身につけ、フェラータのスタート地点へ移動。それにしてもアプローチ近すぎ!ここまで30分。楽でいいけどダメ人間になりそう。

さて今回のフェラータは、イキナリ剱岳カニのタテバイみたいなのから始まります。

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世界一人気のフェラータで、朝からゲキ混み!ガイドさんによれば、8月はもっとひどく、下から上までずっとこんな感じだそうです。何だか剱岳別山尾根や槍ヶ岳の穂先みたい!

人がたくさん来る岩場は、フリクションがなくなりツルツルで嫌な感じ。

進んで行くと、カニのヨコバイみたいなのもあります。でもフェラータのセットを身につけ、常に自動ロックのカラビナを掛け、更にガイドさんのロープに繋がってるから怖くない。

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登って行くと、ドロミテ最高峰 (標高3,343m)のMarmolada が見えます。(以下写真中央)

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今回は装備が増えるので登るのやめましたが、次回は登りたい。今回のドロミテ訪問は、かなり社会科見学っぽい気分で来ましたが、色んな場所を訪れる度に、登りたい山やルートが増えて困ります。

11時には終了地点に!

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下りは普通の登山道なので、ここで装備をしまい、少し休憩。 北側にはRifugio Lagazuoi が。ロープウェイで普通の人もあそこは上がれます。

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ブレークの後、下山開始。少し下ると、東側にVal Travenanzesという谷が広がります。

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南側に下ると、フェラータと登山者がよく見えます。といってもアリさん並みに小さくしか見えませんが。(以下写真)

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1時間ほどで病院跡地まで戻って来ました。

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振り返ると登ったフェラータと岩山。

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12:36には駐車場に到着し、この日の活動終了!

「心配だった足首は痛みもなく、遊べてよかった。」とホッとして車に乗るとまたしても雨と雹!「朝早くから行動!」の原則はやはりここでも効いてます!

Monte Paterno (Day 3)

3日目はTre Cimeを見に。

何しろドロミテと言えばここ。

一度は訪れてみたかった場所。

当日の天気予報は微妙。朝コルチナの街を出発した時は、曇ってました。登山口にあるRifugio Auronzoから9:20過ぎに歩き始めると、雲に覆われた岩峰が現れてきました。

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「う〜んダメかなあ」と思ってたら青空が。

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(写真は来た道を振り返っての1枚)

道沿いにはボルダーサイズの岩も複数あり、中には恐竜の足跡が。
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初めて見ました。

この日はMontePaterno の頂上へ続くフェラータを行くのですが、その手前まではずっと広い砂利の道。普通の観光客も多いです。

30分ほど歩くと、

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ようやくその全貌が!

左からCima PiccolissimaとCima Piccola 、Cima Grande、Cima  Ovest。

ビッグウォール!そのスケールに絶句。

10:30過ぎにフェラータのスタート地点に近いRifugio Locateli (ドイツ語名: Drei-Zinnen-Htt) に到着。

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ここでハーネスやフェラータセットを装着。
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それにしてもTre Cimeは大きい。AlexさんによるとCima GrandeのNormal Route(グレード: III)は、時間はそれなりにかかるけど、トレーニングすれば私でも登れるとのことなので、次回は登りたいな。

さてここから行くのは・・・

Sentiero de Luca/Innerkofler というフェラータ。

第一次世界大戦中この辺は、地政学的に重要だった為トンネルが作られました。そこを辿ります。戦争中は多くの方々が亡くなったそうです。

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こんなトンネルは、下ノ廊下を連想させます。

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剱岳を連想させる峰々のせいかな?
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こんな素晴らしい場所で殺し合いなんて。

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戦争は人を狂わせます。

11:30に山頂への分岐に出ました。

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水を飲み一息ついてから最後のフェラータを上がると、十字架のある山頂!

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その向こうにTre Cime!
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ずっと眺めていたいですが、休憩後下山開始。

戦争目的で作られたトンネルのフェラータは、こんな風な穴があって周りを見渡せるようになっています。

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なんとか慎重に下りて来ましたが、ガイドさんに2人ロープで繋がれ歩いていたら、前の人と歩調が合わず、転んで足首捻っちゃいました。

やれやれ、また右足首。今度は外側。でも幸いにテーピングしてたから、あんまり酷いことにはならず。ホッとする。

Rifugio Lavaredoまで下りて、ビールタイム!

それから景色を眺めながら往路を戻る。

エーデルワイスが咲いてました。
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いい天気。
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いい眺め。やっぱり剱岳思い出しちゃう。

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でも戦争で亡くなった人の慰霊のために教会があるのを見ると悲しい。(上の写真右側)

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「今回は山だけでなく歴史を辿る旅」なんて思って、車に乗り込んだ途端に大雨そして雹が。時刻は14:50。絶妙なタイミング!

例によって「山なめんなよ!」という神様からのメッセージで締めくくりとなりました。

 

Climbing @ Cinque Torri (Day 2)

2日目はクライミング

Cinque Torriという場所へ。

前日フェラータの際に、

「あそこの岩山で明日はクライミング!」と教えて頂いたのですが、大きさがイマイチ分からず。

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着くと、駐車場の奥に大きな岩峰が!

ここは、

◦ スポーツクライミング

ボルダリング

◦ マルチピッチ 

・・・と何でも出来る場所。

駐車場からのアプローチが近いし、コルチナの街からも1時間もかからない。

そして私のような弱々クライマーでも、登れるルートがあります。

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駐車場からの景色も抜群!

岩場への道沿いは、Monte Rosaが沢山咲いています。

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それ以外にもあちこちにお花畑。

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綺麗だなあ~って思ったら、
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こんな大迫力の岩場。人が沢山取り付いてます。でもイキナリそんなとこ行けません。

ガイドのAlexさんにロープを張ってもらいクライミング開始!「いつまでもトップロープ友の会でいいのか?」と誰かさんに言われそうだけど、dolomite (石灰岩) の経験がないから、慣れるのが大事。滑り易いらしいし。

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まずは簡単なのを2本。トポにはないけど、グレードは、4くらい。つまり5.7とか5.8位?

この地のグレードはよくわからない。きっと沢山登らないと感覚的に理解は無理。

岩の質も違うし。

2本登った後は、背後がこんな景色の場所に移動。

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今度のグレードは、5。

アメリカン・グレードだと5.9位?

それを2本。少し慣れてきた感じ。
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(写真はAlexさん)

その後、Torre Quarta Bassaという岩に移動。

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Variance Indios (グレード 5a)

Coscia (グレード 5)

という名前の2つの課題を登る。

簡単で楽しかった。

最後はマルチピッチ!人生3回目のマルチは、何と海外のルートとなりました。

まずVia Normale Quarta Bassa (グレード III+)という岩峰(写真右側)を登り、途中から左の岩峰のVia Normale Quarta Alta (グレード IV-)へ移ります!

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本によるとビギナー向けのルートです。
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上の写真が、遠目から見た岩です。

楽しく登って、最後は反対側に懸垂下降。f:id:gomtbytsurugi:20180703141858j:image

午後2時には全て完了!

こういう感じのストレス・フリーのクライミングは楽しいな。

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帰り際の道沿いから、お花畑の向こうにTofana Di Rozesが綺麗に見えました。

空気も澄んで欧州の夏って心地よい。